Monad(モナド)
完全 EVM バイトコード互換の並列実行 L1。MonadBFT + MonadDB + 非同期実行で 10,000 TPS・1 秒ファイナリティを目指す。2025-11 mainnet、Paradigm 出資、MON。
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Monad は並列 EVM 実行を実現した高性能 L1 ブロックチェーンで、2025-11-24 にメインネットが起動した。EVM の完全バイトコード互換を維持しながら、MonadBFT コンセンサス・MonadDB カスタムストレージ・非同期実行エンジンの組み合わせにより 10,000 TPS・1 秒ファイナリティを目標とする。Paradigm が主要投資家であり、ネイティブトークンは MON。情報カットオフ ~2025-08、confidence: medium 固定(2026-06 時点での外部再検証は未実施)。なお 2025-11-24 以降のデータは本カットオフ外であり要確認。
並列 EVM — 設計思想
EVM(Ethereum Virtual Machine)は元来シングルスレッド逐次実行であり、ブロック内の全トランザクションが順番に実行される。これがスループットのボトルネックとなっている。
Monad は 完全 EVM バイトコード互換(Solidity・Vyper・EVM ツールチェーンが無改変で動作)を維持しつつ、並列実行を実現する。
実装の核心は**楽観的並列実行(Optimistic Parallel Execution)**である。トランザクションをまず並列に実行し、実行後に依存関係(読み書き競合)を検出して必要なもののみ再実行する。Block-STM と類似したアプローチだが、EVM の semantics を維持する点が異なる。
MonadBFT・MonadDB・非同期実行
MonadBFT は HotStuff 系 BFT を Monad 向けに最適化したコンセンサスプロトコルで、ペルメシブルバリデータセットによるパイプライン化を採用する。1 秒以内のファイナリティを目標とする。
MonadDB は Monad チームが設計したカスタムストレージエンジンで、並列実行に最適化された LSMT(Log-Structured Merge-Tree)変種。EVM のマークルパトリシアトライ(MPT)と比較して読み書きスループットが大幅に向上する。I/O がボトルネックにならないよう SSD を前提とした設計である。
非同期実行:コンセンサス(ブロック順序合意)と実行(EVM 計算)を分離し、実行を非同期に行う。コンセンサスレイヤーは実行完了を待たずに次のブロックに進めるため、パイプライン効率が向上する。
EVM 互換性とエコシステム
EVM 完全互換であるため、Ethereum のスマートコントラクト(Uniswap・Aave・OpenZeppelin など)をそのままデプロイできる。MetaMask・Hardhat・Foundry などの既存ツールが動作する。
Monad は EVM 互換 L1 として Sei V2(tech-162)と競合関係にある。Sei が Cosmos SDK 由来でトレーディング特化の出自を持つのに対し、Monad は EVM ネイティブ設計で Ethereum エコシステムとの互換性を最優先する。
ネイティブトークン MON
MON はガス手数料・ステーキング・ガバナンスに使用される。メインネット起動(2025-11-24)時の配分詳細は情報カットオフ外のため要確認。
Backlinks
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