行政(内閣)

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Created: 2026-06-18 Updated:

日本国憲法 65 条が「行政権は、内閣に属する」と定める。内閣の構成・権能・議院内閣制のしくみ、省庁を頂点とする行政機構、近年の行政改革の概観を示す。

行政(内閣)

日本国憲法 65 条は「行政権は、内閣に属する」と規定し、内閣が国家の行政権を一元的に担う。内閣は内閣総理大臣と国務大臣で構成され、議会(国会)に対して連帯責任を負う議院内閣制をとる。その下に 1 府 12 省庁を核とする行政機構が置かれ、法律の執行・外交・予算・政令など幅広い国家機能を遂行する。

行政権と内閣の位置づけ(65 条)

憲法 65 条は行政権の帰属を内閣と定め、立法(国会・41 条)・司法(裁判所・76 条)と並ぶ三権分立の一翼を担う。「行政」とは、法律に基づき国家目的を積極的に実現する作用であり、外交・治安・社会保障・経済政策など広範な分野をカバーする。

内閣は合議体であり、単独の最高行政機関ではなく、閣議を通じた集団的意思決定を原則とする。内閣総理大臣が閣内の統一と指揮監督を担い、内閣の首長として中心的役割を果たす。

内閣の構成の概要

内閣は内閣総理大臣(1 名)と国務大臣(14 名以内、特別の必要がある場合は 17 名以内)で構成される。内閣総理大臣は国会議員でなければならず、文民であることが必要(憲法 66 条)。国務大臣も全員が文民で、その過半数は国会議員から選ばれる。閣議は全会一致を慣例とし、原則として非公開で行われる。

詳細は「内閣の構成(life-43)」を参照。

内閣総理大臣の権限の概要

内閣総理大臣は国務大臣を任意に任免できる(罷免権を含む)。衆議院の解散を実質的に決定する権限を持つほか、行政各部を指揮監督する。これらの権限により内閣の一体性と政治主導が担保される。

詳細は「内閣総理大臣の権限(life-44)」を参照。

内閣の権能の概要

内閣は、法律の誠実な執行、外交関係の処理と条約の締結、予算の作成と国会への提出、政令の制定、天皇の国事行為に対する助言と承認、最高裁判所長官の指名、恩赦の決定など多岐にわたる権能を持つ(憲法 73 条)。

詳細は「内閣の権能(life-45)」を参照。

議院内閣制の概要

内閣は国会に対して連帯責任を負い、衆議院が内閣不信任決議を可決した場合、内閣は 10 日以内に衆議院を解散するか総辞職しなければならない。この相互依存の関係が議院内閣制の核心であり、大統領制とは権力の分立様式が異なる。

詳細は「議院内閣制(life-46)」を参照。

行政機構の概要

2001 年の中央省庁再編により、行政機構は 1 府 12 省庁体制となった。内閣官房と内閣府が内閣の司令塔機能を担い、各省が個別行政を所管する。近年はデジタル庁(2021 年)・こども家庭庁(2023 年)・内閣感染症危機管理統括庁(2023 年)が新設された。

詳細は「行政機構(life-47)」を参照。

行政の課題の概要

行政改革・デジタル化・官僚制の課題が現代行政の主要テーマである。デジタル庁によるデジタル行財政改革(2023 年〜)、マイナンバーの活用推進、縦割り行政や天下り問題への取り組みが続いている。

詳細は「行政の課題(life-48)」を参照。

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